よくある質問と回答

大腸癌検査Q&A
検診で便潜血が陽性といわれましたがどうすればよいですが?

大腸ガンやポリープ等の大腸腫瘍は大きくなるほど、出血しやすくなります。
便潜血反応を用いた大腸癌検診は便に含まれるわずかな血液を調べることで、大腸のポリープやガンの存在を推定することができます。
この検査で陽性反応が出た場合、約2〜3%の割合で大腸ガンが見つかります、よく云えば98%は大丈夫と云うことになりますが、ガンがなくとも約20〜30%の割合でガンに変化する可能性があるポリープが見つかります。
すなわち、便潜血陽性の患者さん50人のうち1人にガンが、4〜5人に1人ポリープが発見されます。
したがって便潜血陽性と言われたら大腸内視鏡による精密検査が必要になります。

便潜血検査をもう一度行うのはどうでしょうか?

実際に患者さんに便検査をもう一度行うことを勧める医者もいます。
しかし、大腸ガンやポリープは常に出血しているわけではありません。実際に命に関わる進行ガンがあっても、約70〜80%しか陽性になりません。
お腹を切らずに内視鏡切除で治すことのできる早期癌でも30〜40%
しか陽性になりません。
したがって再度、便潜血反応検査を受け陰性と判断されても大腸ガンがないというわけではありません

どうしてバリウムを用いる注腸X腺検査ではいけないのでしょうか?

厚生省が1番にすすめる検査は、すべての大腸を内視鏡で観察する検査(全大腸内視鏡検査)、第二に肛門に近い部分だけの内視鏡検査(S状結腸内視鏡検査)と注腸X腺検査の併用、第三に単独の注腸X腺検査です。
内視鏡検査では小さなガンやポリープが発見された場合同時に治療が出来る可能性があります。しかし注腸検査はレントゲンを用いるため若干の被爆のリスクがあり、ガンやポリープを検出出来る精度が劣ります。
検査精度も高く、治療が行える全大腸内視鏡検査が理想的ですが、内視鏡検査を苦痛なく安全に行える医者が圧倒的に少ないことから、注腸検査を次善の方法として認めているのが現状です。
当クリニックの内視鏡検査や治療は全国から多数の患者さんや多くの専門の医師から苦痛が少なく安全性が高いと評判をうけています。御心配なさらず、安心して検査を受けて下さい。

便潜血陽性で胃の検査をすすめられましたが・・・

実際、胃の検査をすすめる医師もいます。しかし現在行われている免疫学的便潜血反応では、胃酸や胆汁、膵液と混じった血液は検査陽性とはなりません。
仮に、少量の血液を飲んだとしても、ほとんどの場合、免疫学的潜血反応は陰性となります。したがって消化酵素と直接接触する胃や十二指腸からの出血では、大量出血でない限り陰性と判断されます。便潜血陽性で胃カメラを受けたら胃ガンが 見つかったということも耳にしますが、あくまで偶然です。便潜血検査で陽性の場合は大腸の内視鏡検査を行うのが適切だと考えます。

便潜血陽性で大腸検査を受けたが異常なしといわれたが?

便潜血陽性でガンが見つかるのは約2〜3%、ポリープでも20〜30%に過ぎません。便潜血反応検査は非常に鋭敏なため陽性でも約70〜80%の患者さんには異常がないのが現実です。安心して生活していただき、また次回の検診を受けて下さい。